魚沼市産コシヒカリが美味しい理由は?おススメの販売店7選もご紹介!

魚沼市産コシヒカリ

お米の産地として有名な「魚沼市」。「魚沼市産のコシヒカリは美味しい」とよくいわれます。

どうして魚沼市産コシヒカリは美味しいのでしょうか?今回はその秘密に迫ります!

魚沼市産コシヒカリが購入できるおススメのお店も一緒にご紹介。ぜひ一度、食べてみてください!

 

実は日本一のお米!魚沼産コシヒカリとは?

新潟県はお米の生産量が日本一(参照:米生産量上位について)。「美味しいお米ランキングTOP20」 では、魚沼産のコシヒカリが第1位になっています。

「魚沼産コシヒカリ」とは言っても、「どこで取れるお米なの?」「魚沼市で採れたお米のことではないの?」と思っている方もいるのではないでしょうか。

魚沼産コシヒカリとは、魚沼地域(魚沼市・南魚沼市・十日町市・小千谷市・長岡市(旧川口町)・湯沢町・津南町)で収穫されたコシヒカリのこと。

その中でも、魚沼市で採れたお米を「魚沼市産コシヒカリ」と呼んでいます。

魚沼市産コシヒカリは、魚沼地域の中でも特に品質が高いと言われているお米です。

魚沼市産コシヒカ

 

なぜ冷めても美味しいの?魚沼市産コシヒカリの特徴

魚沼市産コシヒカリ

魚沼市産コシヒカリは1度食べたら忘れられない独特の甘みを持っています。その甘みは炊き上げた時の湯気からも香りが感じられるほど。

食感はもっちりとした粘り気が特徴。噛めば噛むほど口の中で優しい甘みが広がります。

この”もっちり感と粘り気”は、お米に含まれる「デンプン」が深く関わっています。

デンプンというと、小学校の理科で実験したじゃがいもを思い出すかもしれません。お米にもデンプンが含まれていて、デンプンはお米の美味しさの重要な成分になっています。

お米にはいくつかのデンプンが含まれています。その一つが「アミロペクチン」。

アミロペクチンはジャムなどにとろみをつける成分である「ペクチン」の一種。アミロペクチンは非常に粘度が高く、お米にもっちりとした粘り気を出してくれます。

魚沼市産コシヒカリは、「冷めても美味しい」という特徴が。これもお米に含まれているアミロペクチンのおかげです。

魚沼市産コシヒカリは、他の種類のお米に比べてアミロペクチンが多く含まれています。そのため、冷めても十分な水分量を保てるのです。

これによりパサパサ感や硬くなりにくいなどお米本来の味を冷めても楽しめるのです。

 

美味しいお米の秘訣①魚沼市特有の気候

魚沼市産コシヒカリ

なぜ魚沼市産コシヒカリが美味しくなるのか、理由は3つあるんです。

一つ目の理由は、魚沼市独特の気候によるものです。

夏場の魚沼市は30℃を超えるような高温。反対に夜間は気温がグッと下がります。これは魚沼市が2,000m級の山々に囲まれた山間地にあるため。山から吹き下ろされる風によって気温が下がるのです。

稲は発育する時、日中の太陽の光でデンプンを蓄えます。デンプンはお米の美味しさを作る成分であると同時に、稲の発育に必要な栄養分。夜間も気温が高いままだとデンプンを消費してしまいますが、気温が下がるとデンプンは蓄えられたままになります。

そのため、魚沼市産コシヒカリはデンプンをたくさん蓄えることができ、美味しいお米になるのです。

また、登熟期間(出穂から刈取りまでの期間)の平均気温も深く関係しています。コシヒカリの最適登熟気温は24度。魚沼市はこの気温に近い地域になります。

24度はお米のデンプンの一種であるアミロースが低く抑えられる気温。このアミロースの含有率が低くなると、お米の粘り気が増すと言われています。そのため、粘り気のある美味しいお米になるのです。

美味しさの秘密はこれだけではありません。魚沼市産のコシヒカリは、旨味成分を多く含む糠の層がお米の中心へ霜降牛肉のように深く入り込んでいます。

糖層の状態は地域や気候によって違うそう。山地の良質米といわれる米ほど、糖層が根を生やしたようにお米の中心へ食い込んでいるようです。

この旨味の元である糖層が、精米後も米の中に多く留まっているため、魚沼産コシヒカリは美味しいのです。

 

 

美味しいお米の秘訣②豪雪地・魚沼市ならではの水

魚沼市産コシヒカリ

魚沼市は豪雪地帯としても有名。冬の間に降り積もった大量の雪は、山からの雪解け水となって水田を潤します。

魚沼市のような河川上流地域の雪解け水は、下流地域に比べて有機物が少なくミネラルが豊富なのが特徴。お米の生育に重要な栄養分を与えてくれます。
また、冷たい雪解け水は夏場の土壌温度上昇を抑えてくれます。稲の根に活力を与えるなど重要な役割を担ってくれるのです。

 

美味しいお米の秘訣③魚沼市の土壌がコシヒカリの育成に最適!

魚沼市産コシヒカリ

魚沼市内の土壌は、市内を流れる魚野川や破間川等の河川から形成される沖積土壌(ちゅうせきどじょう)です。

沖積土壌は他の土壌と比べて、水稲に必要な栄養供給力が小さいのが特徴。コシヒカリにとって生育初期の養分供給が少ない土壌になります。

栄養補給が少ないと「美味しいお米にならないのではないか?」と思われるかもしれません。しかし、この性質が育成初期の過剰育成の抑制や、いもち病などの病気の抑制に効果を発揮しています。

稲が大きく倒伏しやすいコシヒカリにとって、肥料の調整がしやすいなど栽培に適した土壌でもあるのです。

 

魚沼市産コシヒカリを買えるお店オススメ7選!

魚沼市産のコシヒカリの美味しさの秘密をご説明してきました!ここまで読んできて「魚沼市産のコシヒカリが気になる」「魚沼市産コシヒカリを食べてみたい」と思われた方もいるのではないでしょうか。

ここからは、魚沼市産コシヒカリが買えるお店をご紹介します。

通販をしているお店もあるので、ぜひチェックしてみてください。

1.うおぬま百菜花ん TEL:025-792-7066
JA魚沼農産物直売所。お米はもちろん種類豊富な野菜も販売しています。

2.ものずき村 TEL:025-799-4801
地元農家さん達が持ちよりで営業している地域の直売所。新鮮・美味しい・安い農産物が揃っています。

3.道の駅いりひろせ TEL:025-796-2500
国道252号に隣接する道の駅。自家栽培米の魚沼市産コシヒカリ「惣五郎」を取扱っています。

4.手づくり村心亭 TEL:025-793-1000
国道352号に隣接する物産館。お米以外にも酒、蕎麦、お菓子などのお土産品を販売しています。

5.道の駅ゆのたに TEL:025-792-9300
魚沼IC最寄りの道の駅。魚沼市産コシヒカリはもちろん、多くの土産品を取り揃えています。

6.魚沼米穀 TEL:0120-141-584
お米販売の専門店。農産物検査員の店長が厳選した産地直送の品を堪能できます。

7.まちの駅魚沼 TEL:025-795-5006
2024年に新しくオープン。魚沼の素敵な特産品を販売するまちの駅。その場で精米したてのお米も購入可能です。

 

まとめ:魚沼市産コシヒカリの美味しさには秘密があった!

今回は魚沼市産コシヒカリの美味しさの秘密や販売している場所、おススメの販売店6選をご紹介しました!

魚沼市産のコシヒカリは美味しいと有名ですが、それにはキチンとした理由があります。理由を知って食べてみると、また違った美味しさが味わえるかもしれません。

ぜひ一度、魚沼市産コシヒカリを食べてみてください!