浅草山麓のふもとにポツンと。
自然を学ぼう!自然と遊ぼう!自然に帰ろう!
面積の約85%が森林の魚沼市。その中でも山深い地域入広瀬のさらに奥、魚沼市街地から車で約1時間ほどの浅草山麓に、「新潟県立浅草山麓エコ・ミュージアム」はあります。
取材当日は、2名のレンジャーさんが対応してくれました。浅草山麓エコ・ミュージアムにはレンジャー(専門職員)が常駐していて、施設や周辺の森の管理、来園者の対応など、さまざまなお仕事をされています。はじめに、エコ・ミュージアム内の“エコセンター”を案内していただきました。
エコセンターで学ぶ
館内は、入り口でスリッパに履き替えます。壁や床に至るまで全面に木材が使用してあり、全体的に優しい雰囲気。思わず裸足になりたくなりました。
至るところに、生き物の見本や標本、解説などがあり、見て触れて学べる仕組みになっています。また、レンジャーさんも分かりやすく説明してくれるので、森の様子やそこに生息している昆虫、動物など、色んなことが学べました。
館内には3つのエリアがあり、入り口入ってすぐの右側の部屋は、企画展等が開催される、展示スペースになっています。正面が、施設のメインのスペース、向かって左側の部屋では、枝や木の実、葉っぱなどを使った工作体験ができるスペースになっています。(工作体験は、基本的に予約は不要ですが、団体でのご利用の際など予約が必要な場合があります。詳細は施設にお問い合わせください。)
遊々の森で遊ぶ
エコセンターで森への知識を深めたら、次は森の散策に出かけます♪
レンジャーさんのご案内のもと、いざ探検!
今回歩いたエリアは、足元がほぼ木道になっていました。バリアフリーということで、車いすの方も散策を楽しむことができます。今回はレンジャーさんに同行していただきましたが、常時対応ではありませんので、レンジャーさん同行希望の方は、当日現地にてご確認ください。自分のペースで散策を楽しみたいという方は、エコセンターに散策マップがあるので、マップ片手に好きなルートを巡るのもおススメです。
エコ・ミュージアム周辺の森に生息している生き物や植物のお話は、とても面白く、興味が尽きませんでした。散策の途中で「オオバスノキ」(ブルーベリーの仲間)の実をいただきました♪(※レンジャーによる安全管理のもと、ルールを守って行っています。)
▼多くの方にエコ・ミュージアムの自然を楽しんでいただくため、園内における「許可を得ない以下の行為」を禁止いたします。▼
- 動植物の採集、捕獲、捕殺(自然保護のため)
- たき火・キャンプファイヤー・喫煙等(山火事防止のため)
- 開園時間外の施設利用(安全管理のため)
- 園内での食品・商品等の販売(安全管理のため)
- 宣伝・広報・強要行為・無断利用等(安全管理のため)
- その他施設管理者が定めた行為
自然に帰る
エコ・ミュージアム周辺の森では、確認されただけでも、152種類の動物と昆虫、53種類の鳥類、172種の植物を観察することができます。
豪雪に耐え、毎年花を咲かせる、また実をつける健気な植物や、その恩恵を受け、たくましく暮らす昆虫や動物達。レンジャーさんのお話を聞きながら森を散策していると、私たち人間もまた、自然の中に生かされている一部なのだと改めて感じました。
森林にはデトックス効果もあるもで、木々に囲まれた静かな空間で、深呼吸をしてみてください。穏やかな時間を過ごしながら、心も体もリトリートしてみてはいかがでしょうか。
これからの時期は、紅葉がおススメ♪浅草山麓の周辺は、魚沼市内でも屈指の紅葉スポットもあるエリアなので、お弁当持参で一日楽しむプランもアリ!です。
(取材日:2023.9.15)
詳細情報
TEL | 025-793-7480 (魚沼市役所教育委員会生涯学習課エコ・ミュージアム事務局) |
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住所 | 〒946-0303 新潟県魚沼市大白川字浅草山1501 |
営業時間 | 午前9時~午後4時まで |
開園時期 | 6月中旬~11月上旬(積雪状況等により変動します。) |
休園日 |
開園期間中は無休で開園いたします。 (ただし、天候等によりやむを得ず休園する場合があります。) |
料金 | 無料 |
公式サイト | 新潟県立浅草山麓エコ・ミュージアム |