創建は室町時代後期とされ、林泉庵第四世竹岩全虎和尚によって開山したと伝えられています。江戸時代は徳川家康の孫、松平忠直公、その子、松平光長公(越後高田藩主)の香華所として本堂建築を認可された事から、10万石の格式を賜り2人の位牌を始め松平家から奉納された様々な寺宝を所有。三葉葵の紋章を許された由緒深い曹洞宗の名刹です。
「日本のミケランジェロ」とも称される石川雲蝶縁の寺院としても知られ、嘉永5年(1852年)本堂再建の際、当時の永林寺住職弁成和尚と石川雲蝶が賭けをして、雲蝶が勝ったら手間代をはずむ、負けたら手間隙惜しまないと約束し、見事和尚が勝利した事で雲蝶の代表作とも言える様々な彫刻が施されました。
彫刻には13年の歳月がかけた100点余りが製作されたとされ、中でも本堂外陣廊下欄間の「龍」・「鳳凰」。内陣の「鳳凰」。位牌堂欄間の「天女」。欄間の「小夜之中山蛇身鳥」などは、見事な透かし彫りと極彩色で着色されており、芸術品としての価値を高めています。石川雲蝶は絵画の才能も豊かで永林寺の欄間には、「梅に雀と山雀」・「錦鶏」・「鶏」・「太陽と鷹」や「源頼政の蛇身鳥成仏図」の天井図などが描かれています。
雲蝶作品の最大の所蔵寺であり、国際的にも高い評価を得ています。
石川雲蝶ガイド
石川雲蝶の作品が残されている永林寺や西福寺(開山堂)などの各寺院では、石川雲蝶の作品や石川雲蝶について知り尽くした地元ガイドと一緒に見学をする事ができます。
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駅から観タクン
新幹線や電車などの公共交通機関を利用して石川雲蝶の作品を巡る際には、予約不要で当日利用可能な「駅から観タクン」がおすすめです。
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詳細情報
TEL | 025-794-2266 |
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住所 | 新潟県魚沼市根小屋1765 |
アクセス |
・関越自動車道堀之内ICより車で約5分 ・JR越後堀之内駅からタクシーで約5~7分(約1,200~1,300円) |
拝観時間 |
4月~11月 9:00~16:30 ※最新の情報は永林寺公式サイトをご確認ください。 |
拝観料 |
大人:500円(20名以上 400円) ※2025年1月から、拝観料が変更となります。詳細はコチラ |
宗派 | 曹洞宗 |
備考 |
・催事などにより拝観時間等は変更の場合あり ・冬期間の堂内は寒いです。防寒着を着用して下さい。靴下・帽子・手袋の用意もお薦めします。 |
公式サイト | https://eirinji.jp/ |