【レポート】”船とバスで行く”魚沼から行く尾瀬 ~尾瀬沼1泊編~

先日6/15~16に尾瀬環境学習ガイドの研修で尾瀬沼1泊2日に行ってきましたので尾瀬の様子をご紹介します。

行程

<1日目> 
奥只見ダム到着(9:00)=奥只見湖遊覧船 奥只見発(9:25)=尾瀬口着 (10:05)=会津バス 尾瀬口発(10:10)=沼山峠着(11:15)=トイレ休憩・準備体操=入山開始=尾瀬沼東岸到着=昼休憩=尾瀬沼

<2日目>
宿出発(7:00)=三平下=沼尻=尾瀬沼東岸(昼食)=大江湿原=沼山峠=会津バス 沼山峠発(15:00)=尾瀬口着=奥只見湖遊覧船 尾瀬口発(16:10)=奥只見ダム到着

 

1日目

奥只見ダムに到着!船着場まで歩いて移動約15分移動。途中、巨大な奥只見ダムも望めます。

奥只見湖船着場に到着!この日は比較的風もなく、湖面に景色が映り込んで絶景でした。

9:25いよいよ尾瀬へ向け出発!今回はオコジョのオジョちゃんも一緒です♪

遊覧船からは高くそびえる「虚空蔵岩」や、これから向かう尾瀬にある、東北以北最高峰の「燧ケ岳(ひうちがたけ)」も望めます。

船を降りたら階段を上り乗合バスに乗り換えて尾瀬 沼山峠を目指します。御池を過ぎると眼下にはブナの原生林が広がるビューポイント!

沼山峠に到着!沼山峠には無料の休憩所とお手洗いがあり、登山へ向けエネルギー、水分補給などし準備をします。
いきなり歩かずしっかり準備体操をしてケガ防止!

準備ができたらいよいよ尾瀬沼へ向け出発!30分程階段を上ります。登山口には外から植物の種などを持ち込まないよう、種落とし用の石があります。

沼山峠登山口を出発して約1時間程で、林を抜け湿原に入ります。湿原手前には、鹿が入って植物などを食べないよう、「鹿柵」が設置してあります。

大江湿原へ到着。さっそくフワフワの「ワタスゲ」の果穂や青い小さな花「タテヤマリンドウ」がお出迎え!

尾瀬沼のシンボル「三本カラマツ」も見えてきました。

尾瀬沼東岸に到着!ここでお昼休憩になります。このエリアには、宿が2軒、売店や食堂、ビジターセンター、お手洗いがあります。景色の良い展望台からは尾瀬沼と燧ケ岳も望めます。長蔵小屋さんではクマ(ぬいぐるみ)が日向ぼっこしていました。※食堂や売店は不定期で休業の場合もありますので、ご注意ください。

昼食後は尾瀬沼ビジターセンターで事前に申し込んだレクチャータイム。ビジターセンターは予約なしで自由に館内を見学できますが、学校などで訪れる場合事前に申請するとレクチャーを受けることができます!(レクチャーについてはこちら

 

レクチャーを終え宿へ到着。今回は「尾瀬沼ヒュッテ」に宿泊。お風呂に入り待ちにまった夕食タイム!温かい食事はホッとしますね。

 

食後、この日は綺麗な夕焼けを見ることができました。夕暮れの景色を楽しめるのは宿泊ならではです。

 

夜は長蔵小屋がやっている「長蔵小屋別館」へ。尾瀬の中にコーヒーやケーキ、軽食が食べられる喫茶店があるんです。ピアノがあったり、ランプの灯りがとても良い雰囲気のおしゃれな喫茶店。この日はレモンタルトと尾瀬の水を使ったホットカルピス。フレッシュなトマトが美味しいピザもおすすめです。尾瀬の夜を楽しみ21:00には就寝、翌日に向け休みます。

※別館はお休みの場合もあります。

 

2日目

尾瀬を訪れた6/16はちょうど、福島県尾瀬保護調査会主催のバードウォッチングが開催される日だったので5:00から参加。早朝にも関わらず、すでに何人も来られ皆さん野鳥を観察していました。

音で楽しむ野鳥
尾瀬では山や林、湿原でいろんな鳥の声がします。なかなか小さな野鳥は姿を見ることが難しいですが、耳で野鳥を楽しむというのもおすすめ!
鳥のさえずりを人の言葉に置き換かえ覚える「聞きなし」。尾瀬でも良くさえずりを聞く鳥をいくつかご紹介♪
・メボソムシクイ→ ゼニトリ ゼニトリ
・ホトトギス → 特許許可局

 

朝食もしっかりと食べ2日目研修スタート!2日目は尾瀬沼1周するためまずは三平下へと向かいます。
早稲ッ沢湿原は燧ケ岳が良く見えるビューポイント!尾瀬沼東岸からも歩いて20分程。

 

尾瀬沼南岸には、北岸に比べるとアップダウンがありますが、道中ライオン岩と呼ばれる岩があったり、ヒカリゴケが見れる場所など北岸とはまた違った見どころもあります。

 

尾瀬沼東岸を出発して約2時間、沼尻に到着。ここには休憩場所、トイレがあり訪れた皆様が思い思いに休憩されます。休憩エリアから少し燧ケ岳側に行くと、池塘が複数あり絶景スポットにもなっています。
池塘に歩いている人が映りこむので、おすすめの記念撮影スポットです!

沼尻から約1時間で尾瀬沼東岸へ到着!最後には尾瀬沼のシンボル「三本カラマツ」の脇を通ります。

 

尾瀬沼東岸で休憩をし帰路、沼山峠を目指します。15時に魚沼方面へ行くバスが出発するので、乗り遅れの無いようご注意を!

これから尾瀬はワタスゲの果穂が見頃を迎えたり、7月に入ると黄色いニッコウキスゲも綺麗な時期を迎えます。お手軽に日帰りはもちろん、今回のように尾瀬で1泊して夜の尾瀬をじっくりと楽しむのもおすすめです♪

 

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